茨城県で見たい景色。田植えの時期にしか見られない水鏡

茨城県は農業が盛んな県です。あちこちに田んぼや畑が広がっていて、牛舎の中に牛がいることもあります。特に観光地というわけではないそんな農村風景も、のどかで私は好きです。
そんな茨城県の農村風景がとってもきれいに見える季節があります。5月の田植え前か田植え直後の時期です。この時期、田んぼには水がはられています。なみなみとはられた水面は青空を映し出して鏡のようになります。田んぼの向こう側に雑木林があるような場所だと尚さらきれいです。新緑の農村風景の中に青空が映った水鏡が広がる不思議な景色です。
田んぼは冬の間水を抜いてあります。田植え時期になると水をはるのですが、田植え後しばらくするとすくすくと育った稲の苗が大きくなって水面は見えなくなります。だから、青空を移す水鏡は田植え直前か直後の時期の、晴れの日にしか見られない特別な景色です。そういうラッキーな日に田んぼの中の道をドライブするのは茨城県のあまり知られていない楽しみ方の一つだと思います。